探偵の佐藤が現場で感じた、高齢ドライバーの危険な運転
こんにちは。
調査員の佐藤です。
私たち探偵は、日々さまざまな現場で車を走らせています。
浮気調査、素行調査、所在確認、張り込み、尾行など、調査の多くは車での移動を伴います。
その中で、最近特に気になるのが、高齢ドライバーによる危険な運転です。
現場で車を走らせていると、明らかに周囲を見ていない運転、急な割り込み、ふらつき、確認不足と思われる動きを目にすることがあります。
そして、私自身も実際に高齢ドライバーから当て逃げをされた経験があります。
急な割り込みから接触、そのまま逃走
ある日のことです。
こちらは通常通り車を走らせていました。
すると、横から一台のスクールバスが急に割り込んできました。
明らかにこちらの車との距離が近く、危ないと感じた瞬間、車体が接触しました。
ところが、そのスクールバスは止まることなく、そのまま走り去ろうとしました。
通常であれば、接触事故が起きた時点で車を止め、状況を確認するはずです。
しかし、そのスクールバスは止まるどころか、急旋回し逃げていきました。
一瞬、こちらも驚きました。
しかし、幸いにも車にはドライブレコーダーがありました。
接触した瞬間。
相手車両の動き。
逃げていく方向。
ナンバー。
これらが記録されていたため、私は逃げていく車両を確認しながら追跡し、最終的に付近の幼稚園へ入り、相手の身元も割り出すことができました。
そのドライバーも高齢者でした。
物損で済んだのは、たまたまだった
結果として、その事故は物損で済みました。
しかし、今でも思うのは「物損で済んだのは、たまたまだった」ということです。
もし接触した相手が車ではなく、自転車だったら。
もし歩行者が近くにいたら。
もし子どもの通学路だったら。
もし幼稚園や高校の送迎バスだったら。
そう考えると、非常に危険な出来事でした。
当て逃げをした本人に、どこまで自覚があったのかは分かりません。
接触に気づいていたのか、パニックになったのか、それとも判断が追いつかなかったのか。
ただ、少なくともこちらから見て、その運転は非常に危険でした。
現場では危ない運転を目にすることが増えている
調査員として車で動いていると、一般の方よりも道路上の車の動きに敏感になります。
尾行中は、対象車両だけでなく、周囲の車、歩行者、自転車、信号、交差点、駐車場の出入りまで常に確認しています。
年齢に関係なく危険だと感じる場面も多いです。
ただ、高齢ドライバーの場合、反応の遅れや判断の迷いが重なっているように見えることがあります。
高校や幼稚園のバス事故は他人事ではない
高齢ドライバーによる事故のニュースを見るたびに、私は自身の経験を思い出します。
高校生を乗せたバス。
幼稚園やこども園の送迎バス。
習い事の送迎車両。
高齢者施設の送迎車。
こうした車両は、多くの人を乗せて走ります。
特に子どもを乗せる車両では、ひとつの判断ミスが大きな事故につながります。
「事故が起きる前に防ぐことはできなかったのか」
報道を見て、そう感じる方も多いと思います。
私も同じです。
運転手不足という事情はあると思います。
高齢でもしっかり運転されている方がいることも分かります。
それでも、実際の運転状況を確認せずに「長年運転しているから大丈夫」と判断するのは危険です。
危険な運転は、事故の前から表れている
事故は突然起きるように見えます。
しかし、現場で見ていると、危険な運転には前兆のようなものがあります。
毎回ブレーキが遅い。
車線変更が急。
駐車場で何度も切り返す。
交差点で右折時の判断。
一時停止の確認が甘い。
歩行者や自転車への反応が遅い。
こうした動きが繰り返されている場合、事故が起きる前に周囲が気づくこともあります。
それを放置しないことが大切だと感じます。
高齢ドライバーを責めたいわけではない
ここでお伝えしたいのは、高齢ドライバーを一方的に責めることではありません。
年齢だけで判断するのは違います。
高齢でも安全に運転している方はたくさんいます。
ただし、運転能力は誰でも年齢とともに変化します。
視野、反応速度、判断力、体力、集中力。
本人が気づかないうちに、以前とは違う運転になっていることがあります。
トラスト探偵事務所 佐藤 和也



