調査員が尾行中に気になる、ETCを使わない車
浮気調査で対象車両を尾行していて、割と頻繁に目にするのが、高速道路の料金所での動きです。
最近は多くの車にETC車載器が付いています。
にもかかわらず、対象者がETCレーンを使わず、あえて一般レーンに入り、現金で料金を支払うことがあります。
もちろん、ETCカードを忘れた、カードの期限が切れていた、仕事用と私用で分けているなど、理由はいろいろ考えられます。
そのため、ETCを使わないからといって、それだけで浮気と決めつけることはできません。
しかし、浮気調査の現場では、「履歴を残したくないのではないか」と感じる場面があります。
ETC履歴を見られたくない心理
ETCを使うと、利用したインターチェンジや時間が履歴に残ります。
家族でETCカードを共有している場合や、明細を見られる可能性がある場合、どの高速道路を使ったのかが後から分かってしまいます。
例えば、自宅が柏で、職場が流山。
普段なら高速道路を使う必要がないのに、夜に千葉方面や茨城方面の高速利用履歴が残っていたら、不自然に思われることがあります。
「なぜその時間に高速に乗ったのか」
「どこへ行っていたのか」
「誰と会っていたのか」
こうした疑問を避けるために、あえてETCを使わず、現金で支払う人もいます。
浮気相手との移動で高速を使うケース
不倫関係では、少し離れた場所で会うことがあります。
近場では知人に見られる可能性がある。
生活圏から離れたホテルを使いたい。
浮気相手を迎えに行く必要がある。
日帰りの小旅行を装って会う。
車で郊外の飲食店やホテルへ向かう。
このような理由で、高速道路を使うケースがあります。
柏、流山、松戸方面から、千葉市、成田、土浦、つくば、牛久、龍ケ崎方面へ向かう。
または、取手、守谷、常総方面から、都内や千葉方面へ向かう。
こうした移動の中で、対象者がETCを使わず一般レーンに入ると、調査員としては「履歴を残したくないのかもしれない」と注意して見ます。
現金払いでも完全に隠せるわけではない
ただし、ETCを使わなければ行動が隠せるわけではありません。
高速道路の領収書。
財布の中の小銭の変化。
車内に残った料金所のレシート。
ガソリンの減り。
走行距離。
ナビの履歴。
ドラレコの映像。
コンビニや飲食店のレシート。
こうしたものから、普段とは違う移動が見えることがあります。
浮気をしている人は、何か一つを隠しても、別の場所に痕跡を残していることがあります。
ETC履歴を残さないようにしても、車内に高速道路の領収書を置いたままにしている。
現金払いにしたのに、目的地付近のコンビニレシートが財布に入っている。
ナビ履歴やドラレコには移動先が残っている。
こうしたケースもあります。
問い詰める前にパターンを見る
ETCを使わなかったからといって、すぐに問い詰めるのはおすすめしません。
「カードを忘れただけ」
「機械の調子が悪かった」
「会社のカードだから使わなかった」
「現金で払っただけ」
このように説明されてしまえば、それ以上追及しにくくなります。
大切なのは、一度の行動ではなく、パターンを見ることです。
特定の曜日だけ現金払いをする。
帰宅が遅い日に限って高速を使っている。
普段行かない方面へ向かっている。
その後、ホテルや相手宅付近へ行っている。
同じインターチェンジを何度も利用している。
このような動きが重なれば、浮気相手との接触を疑う材料になります。
高速道路の使い方にも本音が出る
浮気調査では、派手な証拠だけでなく、細かい行動の積み重ねが重要です。
ETCレーンを使うか、一般レーンを使うか。
どのインターチェンジを利用するか。
どの時間帯に移動するか。
誰を乗せるか。
どこへ向かうか。
こうした行動を追っていくことで、本人の説明とは違う実際の動きが見えてきます。
ETCを使わないという小さな行動にも、行き先を隠したい、履歴を残したくないという心理が表れることがあります。
浮気を疑っている場合は、スマホだけでなく、車の使い方や高速道路の利用状況にも注意してみることが大切です。
トラスト探偵事務所 滝沢高幸



