コロナウイルスが社会に大きな影響を与えたのは言うまでもありませんが、それは探偵業界も例外ではありません。特に「浮気調査」においては、テレワークや外出自粛により、一時的にご依頼件数が大きく減少しました。
では、浮気自体が減ったのか? 実際にはそうではありません。浮気をする人の心理や行動がなくなるわけではないため、「浮気をしているが接触ができない」「会う機会が限られている」といったケースが増えただけなのです。
■ コロナ禍で増えた“別の調査依頼”
浮気調査の件数が減少した一方で、別のジャンルの調査が増加しました。たとえば以下のようなものです。
- 盗聴器発見調査:「家に誰かが盗聴器を仕掛けているのでは」といった不安からの依頼
- 行方調査:離れて暮らす家族の消息がわからなくなったケース
- 集団ストーカー被害の調査:精神的な不安から「誰かに監視されている」と感じるご相談
人と接する機会が減ると、かえって「孤独」や「不安」に対して敏感になります。その結果、通常では気にしないような些細な変化にも神経を尖らせてしまう方が増えたように感じます。
■ テレワークの縮小と浮気調査の復調
2023年頃から、企業によるテレワークの見直しが進みました。「テレワークは便利だけど、やはり出社した方が効率が良い」という企業判断から、オフィス勤務が再び増加傾向にあります。
それに伴い、浮気調査の件数もコロナ前と同じくらいに戻ってきています。
特に多いのが、パートナーの退勤後や休日の行動に関するご相談。職場の同僚と称して頻繁に会っている相手がいる、残業と言いながら帰宅時間が極端に遅くなった、スマホを肌身離さなくなった――そうした違和感がきっかけとなり、ご依頼に至るケースがほとんどです。
■ 顔が見えない?マスク時代の調査の工夫
ただし、現代ならではの新たな課題も存在します。それが「マスクの着用による顔の確認の難しさ」です。
たとえば、職場から複数人が一斉に出てきた場合、全員がマスクをしていると、対象者の特定が難しくなることがあります。また、浮気相手と一緒に歩いている場面を撮影しても、「それは自分ではない」と否定される可能性を心配されるご依頼者様も少なくありません。
■ 「俺じゃない」は通用しない――調査技術の進化
しかし、結論から申し上げますと、それは問題ありません。
当社では、事前に対象者の顔や服装、特徴を把握する「事前調査」を行うことで、マスクを着けていても正確に特定できる体制を整えています。また、調査中は高画質の撮影機材を用い、対象者の出入りや同行者との関係を「前後の流れ」も含めて記録します。
つまり、「写真だけを切り取った一場面」ではなく、「その前後の行動」や「対象者がどこから出てきて、誰とどこへ行ったか」までの流れをきちんと記録しているため、仮に相手が否定しても証拠としての信頼性は非常に高いのです。
■ 最後に:浮気調査は“疑う”ためではなく、“確かめる”ための手段です
浮気調査を依頼することに、罪悪感を抱かれる方もいらっしゃいます。しかし、モヤモヤとした気持ちを抱えたまま日々を過ごすことの方が、心と生活に大きな影響を与えます。
本当に浮気をしているのか、ただの誤解なのかを見極めること。それが、次の一歩を踏み出すために必要な「冷静な判断材料」となるのです。
当社では、事前のご相談から証拠提出まで、誠実にサポートしております。コロナが落ち着いた今だからこそ、少しでも不安を感じたら、まずは一度トラスト探偵事務所へご相談ください。