離婚すると、収入や育児など女性の方が生活が大変になるイメージがありますが、実は男性の方が離婚後があぶない!
三浦展著「妻と別れたい男たち」から離婚男性の実態をお伝えします。

 

 

ズバリ! 離婚しやすい男性はこんな人!

 

「妻と別れたい男たち」の終盤では離婚しやすい男性の要素をまとめてあります。

・年収が300万円未満
・学歴が高校卒業以下
・職業が自由業・自営業
・勢いで結婚した
・ひとりでいるのが好き
・家事をよくする
・妻が正社員
・妻が夜遅くまで帰らない、夜遊びしがち

 

シビアなようですが、金の切れ目が縁の切れ目と言いますが、やはり収入が低いと離婚する確率が上がるようです。

その上、夫婦共働きで妻の方が稼ぎがよくなると、夫がいなくても生活していけるようになり、夫がいる理由が無くなるのかもしれません。

ことわざの逆になりますが、【金が増えても縁の切れ目】とも言えそうです。

また【夫が家事をよくする】という結果が意外のように見えます。

一般に妻の夫に対する不満の多くが家事をしない理由のように見えます。

料理洗濯掃除ができるようになると、妻が必要じゃなくなって、夫の方にも結婚を続ける理由がなくなるのかもしれません。

妻も仕事が忙しくてすれ違い生活。

自分の自由になるお金があるので、夜遊びをしたり、不倫もする。

統計では離婚理由の第1位は夫の方の浮気が原因、第3位は夫の収入減です。

しかし、第2位は妻の金遣いの荒さ、第4位は妻の浮気になっています。

一概に、男性ばかりが悪いワケではないことが分かります。

【ひとりでいるのが好き】

 

は男女問わず、現代では多いのかもしれません。

最新の調査結果では、既婚未婚問わず、50代になると半分は【お一人様】になっています。

【お一人様】でも不自由しないようにシステムやサービスが整い、
これからますますそれに拍車がかかっていくでしょう。

一人でいることの方が自然になるのかも知れません。

しかし、離婚男性にはものすごいリスクが待っているのです。

 

恐怖! 離婚男性は寿命が短い!

 

自殺する人の7割が男性で、その比率は女性と比べて2.4倍だという調査結果が出ています。

統計によると、妻がいる男性と、死別、離別に関係なく妻と別れてしまた男性とでは寿命に10年の開きがあります。

妻がいなくなると10歳も寿命が縮まるのです。

よく奥さんが先に亡くなると、旦那さんが後を追うように亡くなるといいますが本当のようですね。

結婚生活のほとんどが別居だったと言われた樹木希林、内田裕也夫妻もそうでした。

離婚した男性も同じです。

一方、女性は離別しても寿命に変化はありません。やはり、女性は強しです。

ちなみに、生涯未婚の人の寿命はまだ結果が出ていません。

生涯未婚が増えたのは現在50代の世代だからです。

早死する原因は、複合的なものではっきりとしませんが、

 

・慰謝料・子供の養育費のために働きすぎての過労
・家事の負担が増えて生活習慣の乱れ
・離婚したことの精神的な落ち込み

 

でしょうか?

同じ状況になっても女性の方が強いと言えそうです。

 

夫が妻と離婚したい理由

 

「妻と別れたい男たち」の本題である妻と別れたい理由をピックアップします。
なお、夫側に原因がある場合は割愛しました。

・妻の自己主張が強い
・妻の金遣いがあらい
・妻が家事をしない
・妻が子育てをしない
・実家の悪口を言った
・趣味嗜好があわない

この中で、全ての原因の根本なのが自己主張が強いことではないでしょうか?

意見を聞かず自分のやり方を押し通す妻だったら、家庭のあらゆることにおいて夫の不満は溜まっていくでしょう。

統計には現れてませんが、妻から夫へのモラハラ・DV・ネグレクトにも言及されていました。

夫がDVなどを起こせば犯罪レベルになりますが、妻のDVを受けても夫が訴えを起こすことはまずありません。

家事を一切放置するネグレクトも夫にとってはストレスになり離婚したい理由になるでしょう。

趣味嗜好が合わないのも、生活する時間が長いほどストレスの原因になります。

ある夫の唯一の趣味がDVDやドラマ鑑賞なのに、テレビを見ていると片っ端からテレビを切っていきます。

これでは「別れたい」と思うのも無理もないかもしれません。

また子供の進路について夫婦の意見が分かれるのもつらいものがあります。

どちらかが教育熱心になって、夫婦の教育に対するスタンスがかわってきてストレスになります。

 

まとめ

 

夫のせいにしろ、妻のせいにしろ男性が離婚するとロクなことはないようです。

別れたい理由が妻にあったとしても、ぐっと我慢して泣き寝入りする方がむしろ賢いのかもしれません。