Netflix『Tシャツが乾くまで』から考える「体の関係がない不倫」と不貞の証拠
Netflix『Tシャツが乾くまで』から考える「体の関係がない不倫」と不貞の証拠
月に一度、コインランドリーで会う既婚男女
Netflixでも配信されているTBSドラマ『Tシャツが乾くまで』。
物語の中で印象的なのが、充とあずさという既婚男女の関係です。
二人は毎月第3金曜日、コインランドリーで会っていました。
そこで話すのは、夫や妻には言えないこと。
家族だからこそ言えない。
嫌われたくない相手には話せない。
でも、家族ではないこの人になら話せる。
そんな少し不思議な関係です。
肉体関係があるわけではない。
恋愛とも言い切れない。
では、これは不倫なのか。
このドラマの面白いところは、まさにそこだと思います。
現実にも「話をするだけの男女」はいるのか
探偵として浮気相談を受けていると、
「女性とは会っていると思います。でも体の関係まではないと思うんです」
と言われることがあります。
理由を聞くと、
「相談相手みたいです」
「昔からの友達です」
「月に一度くらいしか会っていません」
「ただ飲みに行っているだけだと思います」
というものです。
もちろん、本当に男女としての関係がなく、ただ相談をしているケースが絶対にないとは言えません。
しかし、長年浮気調査をしている立場からすると、
配偶者には内緒で、特定の異性と定期的に二人だけで会い、家庭では話せないような深い話までしている。
ここまで関係が続いている場合、私たちは「本当にそれだけなのか」は確認した方がよいと考えます。
「体の関係はないと思います」と言われて調査すると
実際の調査では、
「多分、肉体関係はありません」
と依頼者から言われて調査を始めることがあります。
対象者が仕事を終える。
異性と合流する。
最初は普通に食事をする。
車の中で話をする。
ここまでは依頼者の想像通りです。
ところが、その後です。
二人で車を走らせ、ホテルへ向かう。
数時間後、一緒に出てくる。
こうしたケースは珍しくありません。
依頼者からすると、
「そこまではないと思っていました」
と非常に驚かれます。
しかし本人たちが、
「ただの友達」
「相談しているだけ」
と説明していたとしても、実際の行動は違っていることがあります。
なぜ配偶者には言えない話を異性にするのか
『Tシャツが乾くまで』では、家族には言えないことを話せる相手として二人の関係が描かれます。
これはドラマとして非常に興味深い設定です。
ただ、現実の浮気相談という視点で見ると、私たちは別の部分も気になります。
なぜ、その相手でなければいけないのか。
なぜ配偶者には黙って会うのか。
なぜ月に一度わざわざ時間を合わせるのか。
なぜ二人きりなのか。
恋愛感情がまったくなければ、配偶者に隠す必要もない場合があります。
もちろん、人間関係はそれほど単純ではありません。
それでも、秘密を共有することによって男女の心理的な距離が縮まり、そこから肉体関係へ進むことは現実にはあります。
相手の家へ行っても「何もしていない」はある?
浮気相談では、
「女性の家には行っています。でも本人は何もしていないと言っています」
というケースもあります。
これについても、本人の説明だけで判断するのは難しいところです。
異性宅へ一度入っただけで、法律上直ちに不貞行為と認定されるわけではありません。
しかし、
夜間に何度も訪問する。
長時間滞在する。
宿泊する。
定期的に通っている。
こうした状況が重なれば、二人の関係性を考える重要な材料になります。
探偵としての実感では、配偶者に隠して何度も異性宅へ入り、長時間二人きりになっているのに、本当に友人関係だけだった、というケースは多くありません。
ただし、ここを「100%肉体関係がある」と断定することはできません。
だからこそ調査で確認するのです。
「不倫」と法律上の「不貞行為」は少し違う
ここで重要なのが、
感情としての不倫と、法律上の不貞行為は同じではない
ということです。
例えば、
毎月二人で会う。
配偶者には秘密にしている。
深い悩みを共有する。
お互いを精神的に支えている。
配偶者からすれば、
「十分不倫でしょう」
と感じるかもしれません。
しかし、法律上の「不貞な行為」は、一般的には配偶者以外の人との性的関係を指します。
つまり、
「二人で会っていました」だけでは、不貞行為を立証する証拠としては弱い場合があります。
探偵が狙うのは「会っている証拠」のその先
浮気調査では、
異性と会った。
一緒に食事をした。
車内で話していた。
これだけを撮って終わりではありません。
不貞行為の立証を目的とするのであれば、その後の行動が重要です。
ラブホテルへ二人で入る。
一定時間滞在する。
二人で出てくる。
異性宅へ宿泊する。
こうした行動を日時とともに記録していきます。
特に一度だけではなく、複数回確認することで、継続的な関係をより説明しやすくなる場合があります。
探偵が知りたいのは、
「会っていたか」ではなく、「会った後、二人がどこへ行ったのか」
なのです。
「ただ話すだけ」と思っていた関係が違うこともある
『Tシャツが乾くまで』では、
月に一度コインランドリーで会って話す既婚男女。
そして、
「そこに肉体関係がなければ不倫なのか」
という非常に難しい問いが描かれています。
ドラマだからこそ成立する、名前のつかない男女関係なのかもしれません。
しかし現実の浮気調査では、
「ただ相談しているだけ」
「友人として会っているだけ」
「体の関係はない」
と思っていた男女を実際に追ってみると、その後ホテルへ向かうことがあります。
これは私たちが長年、浮気調査の現場で何度も見てきたことです。
だから依頼者から、
「二人は会っています。でも肉体関係はないと思います」
と言われても、それだけで判断はしません。
言葉ではなく、行動を見る。
本当に何もないのか、それとも知らないだけなのか
配偶者には話せないことを話す。
定期的に二人で会う。
相手の家へ行く。
車の中で長時間二人きりになる。
これだけでは、法律上の不貞行為を立証できないこともあります。
しかし、
「何もないから大丈夫」
とも言い切れません。
浮気調査では、その先まで確認することで初めて分かることがあります。
『Tシャツが乾くまで』を見て、
「こういう男女の関係って現実にもあるのかな?」
と思った方。
もちろん、すべての男女関係が肉体関係につながるわけではありません。
ただ、探偵として長年調査をしてきた立場から言えば、
配偶者に隠して定期的に会う関係には、それなりの理由があることが多い。
そして、本当に知りたいのであれば、
「本人が何と言っているか」ではなく、
二人が会った後、実際に何をしているのか。
そこを確認することが重要です。
トラスト探偵事務所では、
「会っていることは分かっている。でも体の関係までは分からない」
という段階からのご相談もお受けしています。
不貞の証拠が必要なのか。
まず二人の関係性だけ確認したいのか。
目的に合わせて調査方法を考えていきます。
トラスト探偵事務所 滝沢高幸


