学生時代からの親友と妻が不倫。家に出入りし、泊まり、酒で寝た後に関係を重ねていた——。夫側が陥りやすい落とし穴、見抜くサイン、証拠の取り方と動き方を整理します。
学生時代からの親友。大人になってもいつも一緒で、彼女や妻も紹介してきた。飲みに行くのも、家に呼ぶのも自然で、泊まることすら珍しくない。
その「安心」が、最悪の形で裏切られるのが“親友×妻”の不倫です。
このタイプの不倫がえげつないのは、肉体関係だけじゃありません。親友だからこそあなたが話してきた弱み、過去、家の事情、仕事の愚痴、夫婦の揉め事——そういう“内側の情報”が、妻に流れていきます。しかも当人たちは「バレにくい」と思い込みやすい。なぜなら、あなたが警戒しない動線(自宅、飲み会、仲間内)で会えるからです。

よくある進行パターン
- 相談役の親友が、夫婦の不満を妻から吸い上げる
- 家飲み・泊まりのハードルが低く、深夜帯が作りやすい
- あなたが酔って寝た後、二人の“空白時間”ができる
- 共通コミュニティ(同級生・会社仲間)で口裏を合わせやすい
サイン(親友が相手だと見落としやすい)
- 親友が家庭の事情を妙に把握している(あなたが言ってない話を知っている)
- 妻が親友の予定を先回りして把握している/連絡が不自然に多い
- 「今夜〇〇と飲む」が増えるのに、帰宅後の説明が薄い
- あなたが寝た後に、妻が起きている時間が増える(深夜のスマホ)
- 親友があなたに対して妙に“いい人”を演じる、距離感が変わる
まずやるべきこと(やりがちな地雷を避ける)
怒りが爆発すると、相手は一気に証拠隠しと口裏合わせに走ります。親友が相手だと、その速度が異常に速い。
最初にやるのは「問い詰める」ではなく、「事実の固定」です。
- 日付入りで行動メモ(帰宅時刻、外出理由、同席者、車の動き)
- レシート・クレカ明細・ETC・カレンダー等、合法的に確認できる範囲の記録
- 端末の不正ログインや盗聴など、違法リスクの高い手段は避ける(後で自分が不利になります)
証拠の取り方の現実解
慰謝料や離婚の局面で強いのは「不貞行為(肉体関係)を推認できる証拠」です。
親友相手は“自宅や仲間内で完結”しやすいので、ホテル・相手宅・出入りの証拠、時間経過の積み重ねが効きます。探偵調査では、尾行・張り込みで「いつ、どこで、誰と、どれくらい」を報告書に落とし込みます。親友が相手だと、警戒が薄い日を狙える反面、コミュニティ全体の目があるので調査設計が重要です。
決着の選択肢(精神論より設計)
親友が相手の不倫は、夫婦関係だけでなく、人間関係・仕事・同級生ネットワークまで巻き込みます。
だからこそ、先に「ゴール」を決めて動くのが合理的です。
- 離婚はせず、相手(親友)にも責任を取らせる
- 離婚前提で、条件(親権・財産分与・養育費・慰謝料)を固める
- まずは証拠を揃え、交渉カードを持ってから話し合いに入る
感情は自然な反応ですが、感情で動くほど相手は楽になります。冷たく聞こえるけど、ここは“証拠が正義”です。

