忘年会は人間関係を深める良い機会ですが、既婚者にとっては浮気の引き金にも。年上既婚男性×若い女性、若い男性×女性上司など、起こりやすい構図とサイン、対策を解説。

忘年会を前向きに捉える若者が増えている“体感”
最近は、オンライン中心の関係だけでなく、実際に顔を合わせて話す場を大事にしたい人が増えてきた…という声を現場でもよく聞きます。職場の上司や先輩と飲みの場でつながりを作りたい、仕事の相談をしたい、距離を縮めたい。これは本来、とても健全です。
ところが、忘年会には“良い面”とセットで、浮気の落とし穴も用意されています。年末は気が緩みやすく、酒席が増え、さらに「今年もお疲れ」「一年の区切り」という空気が背中を押す。ここに人間の弱さが混ざると、思いもよらない方向へ転がります。
落とし穴その1:若い女性から見た“年上の既婚男性”は強く見える
若い女性から見ると、年上の男性は落ち着いて見えます。仕事の裁量があり、部下に慕われ、経済的にも余裕がありそうに見える。しかも既婚者だと「誰かに選ばれた人」というバイアスが働いて、妙に魅力が増すことがあります。
そこへお酒が入ると、普段なら越えない一線が、やけに低くなる。二次会、三次会、終電を逃す、タクシーで同じ方向、ホテル街が近い…この流れは、本人たちが思っているより“自動運転”です。
既婚男性側も危険です。「家庭では言われない言葉」を若い女性がくれる。尊敬、感謝、頼りになります、すごいですね。これで自己肯定感が一気に膨らむ。家庭が冷えているほど刺さります。
落とし穴その2:若い男性×女性上司も、実は増えやすい
逆パターンもあります。若い男性と女性上司。これは“恋愛”というより、距離感の崩れ方が危険です。
女性上司側は、責任とストレスを抱えています。部下が自分を理解してくれる、味方になってくれる、弱音を受け止めてくれる。ここに救いが生まれる。若い男性側は「頼られたい」「大人の女性に認められたい」という気持ちが動く。
どちらも最初は“信頼関係”のつもりです。けれど忘年会は、信頼と恋愛の境界線を溶かします。しかも社内は隠しやすい。連絡も自然。会う理由も作りやすい。これが火種になります。
浮気が始まるときの“ありがちな合図”
忘年会をきっかけに関係が動いたとき、家庭側に出やすいサインがあります。
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忘年会の頻度が急に増える(一次会だけのはずが二次会が標準化)
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帰宅時間が遅くなる、終電を逃す、タクシー移動が増える
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スマホの扱いが変わる(画面を伏せる、通知を切る、ロック強化)
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服装や香りの変化(急に身だしなみに気を遣う)
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休日出勤・年末進行を理由にした外出が増える
この手の変化は、単体では“黒”になりません。ただ、複数が同時に出てきたら、偶然よりも構造を疑う価値が出てきます。
「飲み会は悪」ではない。危ないのは“環境”と“言い訳”
大事なのは、忘年会そのものを否定しないことです。人間関係を育てる場は必要です。問題は、危ない条件が揃ったときに、本人が自分に都合よく言い訳を作れる点です。
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「みんなで飲んでただけ」
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「部下の相談に乗ってた」
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「断れなかった」
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「仕事の付き合いだから」
全部あり得ます。だからこそ、“言葉”ではなく“行動の一致”を見る必要があります。
もし疑いがあるなら:年末は調査の設計がしやすい
年末は行動パターンが読みやすい時期でもあります。忘年会の開催日、二次会エリア、帰宅導線、ホテル街の近さ。動く日が絞れる分、調査も組み立てやすい。
逆に、勢いだけで詰めるのは危険です。問い詰めて警戒されると、証拠が取りにくくなります。必要なのは、日程の見極めと、事実の積み上げです。

