「自分が調査対象になっていた」と知った瞬間、人はだいたい2種類に分かれます。
怒りが先に来る人。怖さが先に来る人。
そして多くの場合、その両方が同時に来ます。
実際、私たちのところにも時々あります。
以前、別件で“撮られる側”になった経験がある方が、今度は“依頼する側”として相談に来るケースです。

自分が全く気付かないまま撮られていた衝撃
依頼者の方が口をそろえて言うのはこれです。
「自分、全く気付いてませんでした」
「後から証拠写真を見て、鳥肌が立ちました」
尾行や張り込みって、雑だとバレます。
逆に、上手いと本当に気付けない。気付けないのが普通です。
だからこそ、その経験をした人ほど“探偵選び”が怖くなる。
変な業者に当たったらどうしよう。
高額請求されるんじゃないか。
そもそも、この世界の相場が分からない。
「騙されるのでは」という不安が、相談時点で既に大きいんです。
“依頼する側”になった途端、探偵の選び方が分からなくなる
ここが皮肉で面白い(面白がっていい話ではないけど)ポイントです。
撮られた経験がある人ほど、探偵の凄さは理解している。
でも、いざ自分が依頼する側になると、どこに頼めばいいのか分からない。
なぜか。
探偵業は、サービス内容が“目に見えにくい”からです。
飲食店ならレビューがある。
家電なら性能比較ができる。
でも探偵は、案件ごとに状況が違うし、成果物(報告書)も外に出せない。
比較がしづらい世界なんです。
結局、選ぶ基準は「安心が担保されているか」
このタイプの依頼者が最終的に重視するのは、派手な広告や「成功率◯%」みたいな言葉ではありません。
- 見積が現実的で、内訳が明確
- できること/できないことを最初に言う
- 追加料金の条件がはっきりしている
- 相談時に“煽らない”
- 調査の組み立てが具体的(いつ・どこ・どう動くかの説明がある)
特に、撮られた経験がある方は「言葉のうまさ」より「段取りの精度」を見ます。
雑な説明をされると、すぐ違和感が出るんですね。
「確実な探偵を選びたい」その気持ちは、正しい
この手の相談を受けるたびに思います。
“騙されないために慎重になる”のは、疑い深いのではなく、賢いだけです。
探偵は、依頼者の人生の分岐点に関わります。
離婚、慰謝料請求、親権、職場、家族、世間体…。
軽い買い物と違って、失敗が高くつく。
だから、選ぶべきは「いちばん安い探偵」ではなく、
「説明が正直で、調査が地に足ついている探偵」です。
派手さより、確実さ。
撮られた経験がある人ほど、その結論にたどり着きます。

