アメリカの刑務所ではおいてはいけないと言われる禁断の書「権力に翻弄されないための48の法則」解説第13弾。
今回は第10の法則をお送りします。
提言 法則10 感染を避けよ。不幸な人間や不運な人間とは付き合うな
人は他人の不幸が元で死ぬこともある。
心理状態は病気と同じく伝染する。
溺れている人間を助けているのだと思っていても、実は自らの災に向かって突き進んでいたりする。
運のない人間のなかには、不運を自らも引き寄せている者がいる。
そして、他人にまで不運を引き寄せる。
そういう人間とは付き合わず、運に恵まれた幸福な人間とつきあうがよい。
不運に陥ると、まわりの人がいなくなってしまう理由
「運が悪い人には近づくな」というのはスピリチャルや運に関する本でもよく取り上げられています。
内田春菊さんと野末陳平さんの著書「ツキを呼び込む10ヶ条」の中でツキのない人とは付き合うなと書いてあります。
流行っているものや、儲かっている企業にはツキがあるけど、衰退しているもの廃れたものは逆に不運を持っているので不運が感染してしまうと言うんですね。
今をときめく企業や人も、時流にうまく乗っかったからこそ。
沈んでいくのは致し方がないことかもしれません。
溺れるものは藁をもつかむ力はすごい
夏になると毎年溺死する人が出てきますが、溺れた人を救出しようと思って飛び込み、巻き添えになって死ぬ人がいます。
溺れている人はそれこそ、必死ですからいつもの何倍もの力で眼の前のものを引っ張るのだそうです。
うっかりそれに手を差し伸べると、思いっきり引きずり込まれてしまうのです。
というわけで、溺れた人も手を差し伸べた人も助からないのです。
昔の人は溺れた人が近づいて来たら、蹴飛ばせと教わったそうです。
つまり、海面で手だけ見えている状態のときは、誰も助けてくれません。
あなたと一緒に沈みたい人はいないのです。
助けがくるのは頭に顔を出して自力で泳げるくらいの状態のときです。
気がついた人は救命具ぐらいは投げてくれるでしょう。
災いをもたらす人もいる
自分ではどうにもならない不運に巻き込まれた人は、やがて、逆境をはねのけ再び立ち上がります。
禁断の書が避けなければならない人と指摘するのは、生まれもって不運や不幸を引き寄せている人です。
それらの人物を見ると大ヒット漫画「鬼滅の刃」に登場した鬼たちの性格とと同じでした。
自分を犠牲者だと思っている
上弦の肆・半天狗は自分のことを常に「かわいそうだ」と言っています。
人間の頃から卑劣な悪事を繰り返しているのに、悪いのは全て人のせい。
自分は弱い犠牲者だと思っているのです。
慢性的な不満を抱えている
獪岳は雷の呼吸の後継者に弟弟子の我妻善逸に選ばれたのが不満で鬼になりました。
彼はなぜか先天的に俺は普通のやつらとは違うという根拠なきエリート意識を持っています。
それを否定されると激しい怒りに囚われるのです。
他人と自分を比べ深い嫉妬心を持っている
妓夫太郎は貧困の中で醜い姿に生まれために、自分よりめぐまれている人間に対して、激しい妬みの気持ちを持っていました。
仕事、人間関係、を結んでは壊れている
累は両親を手にかけてしまった後悔から、疑似家族を作っています。
無理やり自分より弱い鬼を見つけてきて、恐怖で操り家族を演じさせています。
しかし、ちょっとでも不満に思うと、仮の家族を殺してしまうのです。
このように性格の激しさから、人間関係ができても、自らの力で破壊してしまうのです。
自分が尊敬できる人間とつきあう
不運や不幸だけでなく幸せや運も伝染すると言うのです。
運やツキを持っている人は、幸運をもたらすいい心構え、習慣を身につけています。
自分より優れた習慣を身につけている人の側にいると、いいエネルギーが伝染して自分もいい習慣が身につくのです。
お笑いグループの多くが学生時代の同級生です。
たまたまお笑いの才能があった人たちが同じクラスにいるなんてことはまず考えられません。
そんな奇跡的な確率だと、お笑いグループはもっと少ないはずです。
お互いが影響しあって、お笑いのセンス・スキルが磨かれていったと言うワケです。
あなたの今つきあっている人があなたの未来を決めるのです。
まとめ
禁断の書から今回は法則10 不幸な人間や不運な人間とは付き合うなについてお伝えしました。
不運な人とつきあうなと言うことですが、自分が不運な時はどう脱出すればいいかは書いてません。
「自分でなんとかしろ!」 ってことですかね。
48の法則を学ぶ資格があるかどうかも問われる法則のようです。
不幸から脱出できる方法があったらまた紹介します。