浮気調査において、依頼者の一番の味方はパートナー…ではありません。
実は、「家族」の中に調査の妨げとなる人物が現れることもあるのです。

今回は、当社が実際にお受けした事例をご紹介します。

「浮気の証拠はいらない」と言う人たち──調査を妨害する“家族”の存在

妻からの調査依頼、しかし義父が動き出した

ある日、私たちのもとに「夫の様子が怪しい」と相談してこられたのは、若い奥様でした。
調査の結果、不審な行動は確かに見られ、慎重に証拠を集め始めた矢先──突然、夫に対して「探偵が動いているらしい」と情報が漏れたのです。

情報の出どころは、依頼者の父親。
つまり妻の父、夫から見れば義父です。

彼は、「男の浮気くらい、家庭を壊すほどのことではない」「証拠なんか見つかったら離婚になってしまう」と考え、夫に直接忠告。調査に気づいた夫が警戒し、調査続行が一時難しくなりました。

浮気を肯定する“価値観”の壁

依頼者である妻にとっては、裏切りを確かめたい気持ちと、父親に調査を邪魔されたショックで、精神的にかなりつらい状況でした。

「浮気は甲斐性」「男はそういうものだ」といった価値観は、いまだに根強く残っています。
これは個人の思想だけではなく、調停や話し合いの場でも稀に耳にすることがあり、被害を受けた側が十分に理解されないケースも存在します。

本当に必要なのは、誰のための調査かを見失わないこと

浮気の証拠を取ることが、即「離婚」につながるとは限りません。
多くの場合、それは「関係を立て直すための第一歩」であったり、「真実を知ることで気持ちを整理する手がかり」であったりします。

周囲の価値観や偏見に惑わされず、自分の気持ちと向き合うための行動として、調査を選ぶ方も多いのです。

調査は“味方”でなければならない

探偵の役割は、依頼者に寄り添い、冷静に事実を積み重ねること。
どんなに周囲が反対しても、依頼者の「知りたい」という思いがあれば、私たちトラスト探偵事務所はその声に応えたいと考えています。

もし、周囲の意見に迷いが出た時、どうか一度立ち止まってご自身の気持ちに耳を傾けてみてください。