企業の資材が、社員によって“勝手に現金化”されていたら──
あなたの会社でも、知らないうちに不正が行われている可能性があります。
トラスト探偵事務所では、産廃業界を中心に「資材の私的売却・横流し」に関する調査依頼が増えています。
今回は、実際に当事務所が行った調査の中から、典型的な不正の手口とその記録をご紹介します。
トラスト探偵事務所の企業調査サイト
まずは当事務所の法人向けサイトをご紹介します。
https://tr-office.com/
営業社員のサボり調査から、産廃業での資材横流し、備品の持ち出しなど――
企業を悩ませる“見えにくい不正”に、私たちが対応しています。
朝、空のトラックで出発…その後の不審な行動とは?
今回の調査対象者は、ある産廃回収業者で働くドライバーでした。
出社後、空のトラックで会社を出発し、定められた回収ルートへ向かいます。
その後、回収先で山盛りの鉄くずを積み込み、本来であればそのまま帰社するはずですが――
対象者が立ち寄ったのは、まったく別の産廃業者の敷地でした。
高い壁に囲まれた産廃業者、その内部で何が行われたのか
立ち寄った産廃業者は、鉄板の高い壁で外からの視線を遮る構造になっており、通常の目視では中の様子は確認できません。
しかし、調査員は鉄板の隙間や継ぎ目から一部の様子を視認できるポイントを事前に確保。
そこから以下の行動を確認・記録しました。
- トラックごと、敷地内にあるスケール(計量器)に乗り入れ、鉄くずごと計量
- フォークリフトで、荷台から一部の鉄くずを下ろす作業
- 荷下ろし後、少量の資材を残した状態で再度スケールにて計量
- 対象者は敷地内の事務所へ入り、数分後に封筒のようなものを持って出てくる
- そのままコンビニに立ち寄り、飲み物とタバコを購入してから会社へ戻る
帰社時には明らかに“量が減っている”
調査の結果、対象者の行動には明確な不正の兆候が見られました。
回収直後には山盛りだった荷台が、帰社時には明らかに資材の量が減少していたのです。
このように、一部の鉄くずを別の業者へ持ち込み、その場で現金化している可能性が高いと判断されました。
横流し行為が企業にもたらす損害
こうした行為は、会社にとって重大なリスクです。
- 会社の資産を社員が不正に売却=直接的な金銭的損失
- 違法性のある取引が露見すれば、企業としての責任を問われる可能性も
- 「あの人がやってるなら…」と他の社員にも波及するモラル崩壊
- 万が一、取引先に知られれば信用の失墜
見て見ぬふりをしていれば、被害はじわじわと広がります。
トラスト探偵事務所の対応内容
当事務所では、資材横流しに関する調査として以下の対応が可能です。
- 尾行・張り込みによる行動確認
- 取引先や売却先の特定
- 現場での撮影・記録
- 不正行為の一連の流れを報告書として証拠化
- 弁護士と連携した損害賠償・刑事対応のサポート(必要時)
まとめ:「違和感」は見過ごさないでください
「スクラップの減りが早い」「仕入れや売上に対して、資材が合わない」
そんな小さな違和感こそが、不正行為のシグナルです。
証拠がなければ、本人を問い詰めることも、対処することもできません。
企業の資産と信用を守るためにも、早めの対応がカギとなります。
ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。