コロナによって日本だけでなく、世界中で仕事、生活が大きく変化しました。

そして、夫婦関係、家族関係にも変化が起きています。

コロナが転機になって人生を見直す人があらわれています。

 

 

コロナで離婚を考える真面目夫が急増

プレジデント・オンラインで連載されている夫婦問題研究家の岡野あつこさんのコラムにはこれまで浮気ひとつせずに真面目
ひとすじで働いてきた夫がコロナをきっかけに離婚を真剣に
考えていると語っています。

それは「緊急事態宣言」が発令され、ステイホームを余儀なくされた頃でした。

いままでは職場との往復で、適度な距離がとれていた夫婦関係が、外出ができなくなり、否が応でも向き合わなければならなくなります。

今まで、立ち止まることもなく突き進んできた人生。

何もすることがない、何もできない時間ができて、

「俺の人生これでよかったのかなあ……」

と考えるようになります。

コラムでは
・ずっとセックスレスで妻と一緒にいたら、もう一生セックスできない
・ずっと財布の紐を妻に握られていて、自分で自分の好きなものを買いたい
・「夫」「父」という役割のプレッシャーから開放されたい

などの理由で離婚を考えている夫の事例が紹介されています。

今回、紹介する地方在住のAさん(44歳)は上の家庭の不満3つ全てを抱えていました。

妻(42歳)と結婚して15年。

すでに10年前からセックスレスです。

結婚した当初は子作りに励んでいましたが、妊娠しにくい体質だと分かるととたんにセックスを拒否するようになりました。

妻は趣味を活かした仕事もしており、収入には申し分ないはずですが、お金は全て管理して、Aさんにはわずかな小遣いを渡すだけです。

自宅で仕事をして、時間的には余裕があるはずなのに、「男女平等」を訴えて、仕事で疲れていても、料理、掃除、洗濯を押しつけます。

セックスレス、家計、夫としての役割、全部思ってはいるけど、離婚をする気など毛頭ありませんでした。

離婚を切り出す勇気なんてありません。

「おそらく、ずっと一生このまんまなんだろうなあ」

と思っていました。

全国的に寒波が襲った日、家に入れてもらえなくなった夜までは……

感染を恐れて家に入れてくれない妻

緊急事態宣言が解除されて、数ヶ月、Aさんはその反動か、主要都市や支店のある地方への出張が多くなります。

コロナ対策のために、社員1人1人の活動時間を自粛され、そのサポートを任されていたのです。

当然、感染リスクがあるので、家には直接帰らず、ビジネスホテルやインターネットカフェなどで数日間過ごしてから、帰宅していました。

出張先でも感染が拡大し、予定より早く帰ることになりました。

ところが、その日家に向かった頃には近隣でコロナ患者が出て、次々と感染者が出ていると判明。

すでに一地方都市にも、コロナの波が押し寄せていたのです。

今までのように、ホテルやネットカフェを使っていた方が感染するリスクがあると感じたAさんは自宅に戻るのですが、妻は断固として受け入れず門前払いされました。

<h2>超絶美女に誘われるが……それは罠だった!</h2>

しかたなく、近所のファミレスに入って、宿泊する場所を考えているところに、見知らぬ30代くらいの美女が接近してきました。

店はガラガラ、ほぼ2人きりです。

どちらかと言うと地味な風貌なAさん、女性から声をかけられるなんて生まれてはじめてです。

ドキドキしているうちにたちまち距離が近づいて、ハイボール2杯ほどですでに酔が回っている状態に……

気がつけば、美女とホテルに入る寸前、

「ちょっと、待てよ! 俺がそんなにモテるワケないよ!」

嫌な予感がして、Aさんはその場を逃げ去りました。

その後、Aさんは探偵事務所に妻の調査を依頼します。

調べた結果、妻はAさんの出張のたびに、仕事で知り合った男性を引き入れていました。

コロナ不倫をしていたのは妻の方だったのです。

妻の方はセックスレスではなかったようです。

Aさんの浮気をでっちあげて、有利に離婚をすすめて慰謝料をとるつもりだったのです。

美女は別れさせ屋のスタッフだったのです。

長年連れ添った妻の裏切りに衝撃を受けたAさん。

しかし、Aさんにも予期せぬ出来事が起こります。

Aさんとネットカフェで過ごして身なりが乱れている心配した、20代の女性の部下と急速に親しくなって、今度こそ本当のコロナ不倫となりました。

Aさんは長年のセックスレスを解消できました。

夫婦はまもなく離婚調停に入るようです。

コロナは人の運命も大きく動かしているようです。