“大社長”の正体が明らかに
Kさんは結婚当初から「代表取締役社長」という肩書を振りかざし、夢のある話を女性に語り続けてきました。
しかし結婚生活を重ねるうちに、その言葉がいかに薄っぺらいものだったかが次第に明るみに出ていきます。
経歴の矛盾
「大きな公共工事を任される」「会社をさらに拡大する」―そう豪語していたKさん。
ところが実際には、工事を落札するどころか、自社名義での工事契約すらなく、知り合いの建設会社に“日当で雇われている”ことが判明しました。
現場では汗まみれになりながらスコップを握り、トラックの荷下ろしをする姿。そこには“社長”という威厳は微塵もありませんでした。
生活の実態
表向きは高級車(ベンツやアルファード)やブランド品で“ハイクラス”を演出していたものの、それらはすべてローンや残クレによる見せかけ。
家のローンすら自分の名義では通らず、元妻に依存せざるを得なかった事実も女性の目に突き刺さります。
さらに過去の結婚歴や養育費未払い問題まで重なり、次第に「この人の言葉は信用できない」という確信へと変わっていったのです。
すべては“虚像”だった
女性が最初に出会ったのは、マッチングアプリ上の「成功者」を思わせるKさん。
しかし実態は、ただの肉体労働者でありながら、肩書と見栄で塗り固めた“虚像の社長”。
そのギャップは、結婚生活を通して完全に剥がれ落ちていきました。
そしてついに女性は子どもを連れて家を出て、実家へ身を寄せることになりました。現在は離婚調停の真っ只中です。
彼女は振り返ります。
「私が信じていたのは“彼”そのものではなく、彼が巧みに演じていた幻想だったのだ」と。
これが「マッチングアプリ婚」の現実。
華やかな肩書や演出に惑わされれば、最後に手元に残るのは“幻想の破片”だけ。
夢を見た代償として、彼女は大切な時間と人生を失ってしまったのです。