浮気調査といえば、対象者に気づかれないよう細心の注意を払うもの。しかし、そんな調査の現場でも“気を使わなくていい”という珍しい状況があるのをご存じでしょうか?

それは―ディズニーランドでの尾行です。

 

【探偵の現場から】ディズニーランドでの浮気調査、実はこんな利点があるんです

 

どこに立っていても不自然じゃない魔法の空間

 

通常の調査では、対象者の自宅周辺や人通りの少ない住宅街などで長時間立ち続けると、不審に思われる可能性があります。撮影ポイントが道路のど真ん中であっても、そこに居続けることはできません。張り込み中は常に「そこにいて大丈夫か?」を気にしながらの調査です。

しかし、ディズニーランドでは状況が一変します。
パーク内は常に人が行き交い、どこにいても“違和感がない”のです。ベンチに座っていても、木陰で待っていても、誰も怪しみません。調査員にとっては、まさに「夢の国」ならぬ「理想の尾行環境」と言えるかもしれません。

 

アトラクションの列がヒントになる

 

さらに特筆すべきは、アトラクションの待ち時間が予測できること。対象者がどのアトラクションに並んでいるかが分かれば、その後の行動予測も立てやすくなります。

とはいえ、列からの急な離脱やトイレへの移動など予測不能な行動もあるため、目は離せません。
中には、「一緒にアトラクションに乗ったことがある」という調査員もいます。もちろん、調査は複数人で行うため、出口で待機する担当も必須です。

 

真の勝負は、ディズニーを出た後

 

一日中尾行を続けてきた調査員にとって、本当の勝負はディズニーランドを出た後にやってきます。
ここから、対象者がホテルへ向かうかどうか―決定的な瞬間を捉えるために、集中力をさらに高めていきます。

プライベートでディズニーに訪れたときでさえ、閉園間際にエントランスのあの光景を目にすると、なぜかスイッチが入るような気持ちになるほど。
あの「ここからが本番」という独特の空気感は、やはり職業病なのかもしれません。

浮気調査には、現場ごとの特性があります。ディズニーランドという一見非日常の空間にも、実は調査に適した環境が広がっているのです。

「夢の国」での浮気
その裏で、調査員たちの目は冷静に、そしてトラスト探偵事務所は確実に真実を捉えます。