浮気をした夫や妻と離婚するのは、今の時代ではとても当たり前のことです。

 

しかし、その結果起きるのが親権問題。

 

離婚するにあたり、お子さんがいる家庭ではこれが最も大きなネックとなっているため、親権のために探偵事務所に相談に来られる人も増えています。

 

それでは、探偵事務所に依頼すれば本当に親権は手に入るのか?

 

今回はこの問題について詳しく解説していこうと思います。

 

■浮気調査を依頼すれば親権は手に入りやすくなる?

 

まず結論からいえば、確かに浮気調査を行った結果、親権を手に入れやすくなったという人はいます。

 

ですが、ここで重要なのはあくまで「手に入れやすくなる」ということ。

浮気調査をすれば絶対に手に入るものでもありませんし、むしろ浮気自体が親権とはまったく別の問題であることを先に理解しておかなければなりません。

 

〇浮気の事実と親権は基本無関係

 

浮気をしている人間だからといって、法律上親権を得られないということはありません。

 

親権はあくまで子供の養育上に必要な権利であり、そこに夫婦間のトラブルは無関係であるというのが民法上の解釈。

 

よって、浮気をした事実が認められても親権を手に入れたケースもありますし、逆に浮気をされて、さらには子供までとられてしまった親もいるのです。

 

〇浮気は養育上の妨げになるのか?

 

浮気と親権が無関係といっても、それはあくまで法律上の話。

 

これが親権争いとなった場合には、やはり浮気はデメリットとなり、親権を取りにくくなる原因にもなります。

 

親権は子供の選択により決定できることもありますが、基本的には客観的な立場から見て、子供の育成に母親と父親のどちらが適しているかが最大の争点となります。

 

この場合、浮気があった事実はやはり子育てを放棄しやすい人物だとみなされてしまうやすいですし、裁判官への印象も良くありません。

 

特に子供の育児を放棄して浮気をしているようなケースでは、親権争いをしても勝てる見込みは少ないですし、いくら裕福で子供の教育資金があろうが、子供への愛情が薄いとみなされ、親権が取れない場合もあるのです。

 

■浮気の事実を証明しなければならない

 

浮気の事実があれば、確かに親権は取りやすくなります。

 

ですが、その浮気の事実そのものを認めさせない限り、親権争いが不利になることは十分にありえます。

 

〇探偵事務所の報告書が重要

 

親権争いにまで発展している夫婦では、浮気について始めから認めていないため、そもそも浮気の事実についても係争中という人も珍しくないのです。

 

普通浮気をした人は、自ら親権を取れないと諦めて放棄するものですが、そうではない人だからこそ、自分に親権があると強気に出てくるのです。

 

ですが、もし相手が浮気をしていれば、それが貴方にとって有利な立場を生むチャンスになるかもしれません。

 

浮気について争う場合は、やはり法廷でも使える裁判資料が必要。

はじめから裁判を想定して作られた浮気調査の報告書を手に入れることができれば、この上ない強力な武器として貴方の頼れる味方になってくれるはずです。

 

■浮気をされたらそれが武器になる

 

浮気をされて、しかも離婚になり親権あらそいになると誰もがショックを受けます。

 

しかし、浮気をされた事実は、実はその後のトラブルを解決するあらゆる場面において、貴方を有利な立場に立たせてくれるチャンスを得たのと一緒です。

 

もし浮気が間違いないと思ったら、探偵事務所に相談してみると良いでしょう。

あなたが親権を手に入れるために、探偵事務所はできる限りのサポートを行ってくれますし、親権トラブルに強い弁護士も紹介してくれます。

 

浮気トラブルは貴方だけの問題ではありません。世の中には貴方をサポートしてくれる様々な人がいることを忘れず、強気で挑んでいくことが大切です。