不倫をする人には懲りずに何度も繰り返す人がいます。
端からみたらバレたら「また修羅場になって、酷い目にあうのに決まっているのに」
なんでするかねと思ってしまいます。
不倫を繰り返す人の心理を、片田珠美著「不倫という病」は分かりやすく克明に解説してくれています。

 

 

自分は何をしても許されるという強い特権意識

 

不倫を繰り返す人には、地位や名誉、収入など「他の人とは俺は違う」という強いエリート意識が強い人もいます。
石田純一さんも「不倫は文化」と発言したせいで、芸能界の頂点から一気に転落して多額の借金を背負ったようです。
しかし、どん底から這い上がって、再び芸能界で活躍するようになりました。
その経験からどんなことをしても、「絶対にまた這い上がれる」という強い自信になったのか?
コロナで緊急事態宣言ときにも、出歩き懲りない騒動を繰り返しました。
芸能界にいる人の中には強い特権意識を持つ人が少なくありません。
歌舞伎俳優・中村芝翫さんもその1人。
1度不倫騒動があったときも、妻の三田寛子さんがその不倫を容認し、襲名も無事成し遂げました。
色事は芸の肥やしという根強い伝統もあり、二度目の不倫騒動のときも全く悪びれた様子もありませんでした。
さらに多くの不倫が発覚したタレントや俳優とは違って、謹慎処分はや降板になることも無く、次々と舞台やドラマに出演できていることがその特権意識を助長させているのかもしれません。
医師の中には特権意識が強く、不倫をしても自分は許されると思っている人にもいます。
とある30代の病院医師は妻子がいるのにも関わらず、再三病院内の看護師や医療事務のマンションに呼び込んで不倫を繰り返します。
夫人が不倫現場に乗り込んで現場を抑えた後、院長に直訴、相手の看護師の解雇を要求しました。
看護師は解雇されることはありませんでしたが、居づらくなって退職します。
医師の方もほどなく退職しますが、もともと開業医の跡取りだったので、実家に戻って跡を継げばよかったので痛くもかゆくもありません。
この手のタイプの人は一生、懲りることなく不倫を繰り返すことになります。

 

相手を性のはけ口だとしか思っていない

 

アンジャッシュの渡部建さんが不倫相手を多目的トイレに呼び出したという話が有名になりましたが、不倫を繰り返す人は相手を性の道具にしか思っていない人も多いようです。
社会的に地位が高かったり、社内でも成果を出していたりする人が多く、少々不倫をしていても会社に貢献しているので不倫を見て見ぬふりをします。
とある会社のOLも30代で営業成績がトップの上司と不倫関係になりますが、セックスの場所はいつも社内の個室。
出張先のビジネスホテルにも呼び出されても、ベッドが狭いので添い寝もできず、別に部屋をとらされたようです。
しかも、交通費宿泊費は自腹。
あまりのセコさに完全に性処理の道具として使われると自覚。
会社に告訴しても黙殺され、OLだけが退職して、上司にはおとがめなしでした。
このように不倫によって社会的抹殺されるほどに追い込まれる人もいれば、全く無傷の人もいます。

 

女性を征服することに狩りのような快感を覚える

 

男性には次々と女性をゲットすることで狩りのような感覚を覚え、それを繰り返している人がいます。
片田氏の知る医師は似た者同士の医師仲間とゲットした女性との写真を携帯に貯める修正の人がいました。
医師はモテる職業ですが、モテても女漁りをする人もいればしない人もいます。
また、不倫という背徳感のある行為をあえて行うことのドキドキ感を求める。
恋人がいる人や既婚者などを狙って人のものを奪う快感をもって不倫を行う人もいます。
他人が持つものを奪うことで勝利感や優越感に浸る人もいます。
行列になる店には入りたいけど、閑古鳥が鳴く店にはわざわざ行きたくないという心理でしょうか?
いずれにせよ、快感なのは他人のものを奪ったときだけで、いざ相手が別れて自分の方に来ても、既に興味がなくなっているので、うまくいいくわけがありません。

 

悲劇のヒロインであるのに浸りたい人もいる

 

片田さんに不倫相談をしてきた独身女性の中には、何年も不倫関係を続けて不幸体質である自分を嘆きながら、不幸の恍惚に浸っている人も多くいたと言います。
そんなタイプの人は子供の頃に父親の愛情を受けられなかった人が多い傾向があります。
何度相手がかわっても父親の年齢に近い妻子のある人に惹かれるのだそうです。

 

自分は絶対に大丈夫という思いこみ

 

世間がこれほど不倫を騒いでも、不倫をする人にはもともと自分だけは絶対にバレないという思いこみがあるのか。
はたまたそういうタイプの人が不倫をするのか、
スマホにブロックを賭けず、無防備に写真やメール、LINEのやりとりをしている人もいます。
不倫には必ず裏切って傷つく人がいるということ完全に忘れているとしかいいようがありません。