夫や妻の浮気を疑うとき、「残業」や「飲み会」といった口実はよく耳にしますが、実はもっともらしい理由として使われやすいのが「出張」です。
仕事に関わるものなので配偶者も疑いにくく、しかも泊まりが伴うため、浮気相手と過ごす時間を確保しやすいのです。今回は、探偵事務所で実際に見られる「出張を利用した浮気のごまかし方」と、その矛盾点について解説します。
出張を利用した浮気の典型例
ある夫は、妻に対して「大阪へ2泊3日の出張」と伝えていました。
ところが、実際に会社の予定表や関係者の証言を確認すると、仕事は1泊2日で終わっていたのです。
残りの1泊は何に使ったのか。もちろん浮気相手との逢瀬です。
「出張だから仕方ない」と妻に思わせることで、余分な1泊を自然に隠すことができます。
このように「仕事に絡めた嘘」は、家庭から疑われにくいのが最大の特徴です。
ボロが出るのは意外なところから
しかし、こうした嘘は必ずどこかで綻びが生じます。
実際にあったケースでは、夫が「大阪に泊まっているはず」の2日目に、なぜか都内での買い物レシートが発見されました。
妻が問い詰めると、夫は「会社の後輩がペットボトルをくれて、そのレシートがくっついていただけ」と説明。
しかし、いかにも苦しい言い訳にしか聞こえません。むしろ妻の疑念を深め、後に探偵調査の依頼へとつながっていきました。
探偵がチェックするポイント
浮気調査の現場では、このような「出張に絡めた不自然な行動」を徹底的に検証します。
- 出張日程と実際の宿泊日数に矛盾がないか
- 宿泊先の領収書や交通費の精算に不自然な点はないか
- 出張先にいるはずの日に、地元での行動痕跡(レシート、交通系IC、目撃情報など)が出ていないか
本人の言葉だけでは真実はわかりません。小さな矛盾点を積み重ねることで、「出張=仕事ではなく浮気」という事実が浮かび上がってくるのです。
言い訳のパターンとその末路
浮気をしている人は、問いただされると往々にして「言い訳」を用意します。
- 「同僚と飲んでいて遅くなった」
- 「会社の人に頼まれて泊まった」
- 「交通費節約のためにもう1泊した」
一見すると納得できそうですが、調べていくと裏付けが取れないケースがほとんどです。
今回の「ペットボトルにレシートが付いていた」という説明も、現実的には不自然極まりないものでした。
探偵から見ると、苦しい言い訳こそ浮気の兆候。裏を返せば「証拠が出ることを恐れている」という心理が透けて見えるのです。
出張を口実にした浮気を見抜くには
もし配偶者が「出張」と言って頻繁に泊まるようになったら、以下の点に注意してみてください。
- 出張先と日数が会社の公式情報と一致しているか
- 出張先での宿泊先や交通手段に不自然な点はないか
- 出張先にいるはずの時間に、地元での痕跡が見つからないか
とはいえ、個人での確認には限界があります。問い詰め方を間違えれば警戒され、証拠をつかむのが難しくなってしまうことも少なくありません。
探偵に依頼するメリット
探偵事務所に依頼すれば、尾行や張り込みによって「実際にどこに泊まっているのか」「誰と一緒にいるのか」を客観的に記録できます。
写真や動画などの証拠は、後に慰謝料請求や離婚調停の場で非常に強力な武器となります。
「ただの出張」と思っていたものが、実は浮気の隠れ蓑だった――そんな現実に直面する依頼者は少なくありません。
不安を放置するよりも、事実を確認して前へ進む方が、結果的にご自身のためになるケースが多いのです。
まとめ
出張を1泊多く伝え、浮気相手と過ごす。
一見巧妙な手口に見えますが、矛盾や言い訳の苦しさから真実は必ず露見します。
もし「出張」に疑念を抱いたときは、冷静に証拠を集めることが大切です。
探偵事務所では、そうした「ごまかし不倫」の実態を明らかにする調査を数多く行っています。
不安を抱えたまま過ごすより、事実を確認し、これからの人生をどうするか考えることが、最も賢明な選択ではないでしょうか。