車のナンバー「11-22」。
語呂合わせで「いい夫婦」と読めることから、記念日や夫婦仲を意識して選ばれる人気の番号です。
ところが、探偵の現場では
「11-22ナンバーなのに、不倫相手と一泊」
「いい夫婦どころか、別居寸前」
というケースに出会うことも少なくありません。
もちろん、11-22を選んでいる人=浮気、という話ではありません。
ただ、長年浮気調査をしていると、「番号と人の心理」の関係がうっすらと見えてきます。

11-22ナンバーを選ぶ人の“見えない本音”
11-22を付ける背景には、いくつかのパターンが考えられます。
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結婚生活を大切にしたいという、本当に前向きな気持ち
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記念やネタとして、軽いノリで選んだだけ
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周囲から「仲良し夫婦」に見られたいという、イメージ重視の気持ち
浮気調査でよく登場するのは、三つ目の「イメージ重視」タイプです。
家庭の内側はギクシャクしているのに、
外からは「きちんとした家庭」「理想の夫婦」に見られたい。
そこで、車のナンバーやSNS、ペアグッズなどで仲良し演出をする──
この“外向けの演出”と、“内側の温度差”が大きいほど、浮気リスクは高くなりがちです。
「いい夫婦」演出と、浮気の行動パターン
実際の調査で見られる、11-22ナンバーと浮気のよくある組み合わせは、例えばこんな形です。
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平日は「家族のために働いている」と言いながら、残業・出張が増える
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週末や祝日に「友人とゴルフ」「同僚と飲み会」が急に多くなる
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車の走行ルートが不自然に変わる(自宅と職場以外の場所に長時間滞在)
番号は“いい夫婦”でも、
実際の動きは「いい夫婦から離れていっている」のがポイントです。
ナンバーそのものが浮気の証拠になることはありません。
しかし、「いい夫婦」と名乗りながら、
行動がまったく伴っていない場合、
そのギャップは浮気のサインと重なってくることがあります。
探偵が気にするのは「番号」ではなく「変化」
探偵が調査で確認しているのは、ナンバーの語呂ではありません。
重要なのは、次のような「変化」です。
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帰宅時間・休日の過ごし方が、数か月前と比べて大きく変わった
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車の中の匂い(香水、柔軟剤、タバコなど)が以前と違う
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ナビの履歴に、心当たりのない場所が増えた
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車の中に、見覚えのない飲み物・お菓子・ヘアゴムなどが残っている
こうした変化が積み重なっているのに、
表向きは「11-22」のような“いい夫婦アピール”をしている場合、
依頼者の違和感は、単なる勘違いではないことが多いです。
ナンバーで決めつけるのは危険。でも、違和感は無視しない
ここで強調したいのは、
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11-22ナンバーだから怪しい、という短絡的な判断は危険
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ただし、「番号を含めた全体の雰囲気」と「行動の変化」が重なっているなら、一度冷静に整理した方がいい
ということです。
浮気の有無は、感情で決めるものではありません。
「なんとなく怪しい」「モヤモヤする」で終わらせてしまうと、
時間だけが過ぎて、夫婦関係の修復も、離婚や慰謝料請求の準備も遅れてしまいます。
不安になったときに、やってはいけないこと・やっていいこと
不安が大きくなったとき、多くの方がやりがちな行動は、
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いきなり問い詰める
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スマホや持ち物を感情的に漁る
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相手が白だとしても壊れるようなケンカをする
といった「感情が先に出る行動」です。
これは、相手がクロだった場合でも、
こちらが不利になる材料を自分で増やしてしまうことがあります。
一方で、してもいい行動は、
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自分が気になっている点(時間、行き先、態度の変化)を書き出して整理する
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一人で判断がつかない場合は、専門家に相談して、調査の必要性を一緒に検討する
といった、「証拠」や「事実」に近づくための冷静な動きです。
11-22ナンバーの車でも、現実はさまざま
11-22ナンバーの車が、夫婦で仲良く買い物に行くこともあれば、
不倫相手を乗せてホテルへ向かうこともあります。
同じ番号でも、その車に乗る人の生き方や選択によって、
中身はまったく違う──
それが、探偵として現場を見てきた実感です。
「番号はいい夫婦、でも心はボロボロ」
そんな状態になっていると感じたら、
一度立ち止まって、自分の不安と、相手の行動を整理してみてください。
トラスト探偵事務所では、
「まだ調査をするかは決めていないが、話を聞いてほしい」というご相談も承っています。
ナンバーの話からでも構いません。
モヤモヤした気持ちを言葉にするところから、状況整理と問題解決は始まります。

