不倫は家庭の問題にとどまらず、職場においても深刻な影響を及ぼします。特に社内での不倫は、周囲の社員の士気を低下させ、組織全体の信頼関係を崩壊させる要因になります。今回は、社員たちが結束して不倫の実態を明らかにするため探偵へ依頼をした、実際にあったケースをもとにご紹介します。

 

【社内で噂になる不倫のパターン】

 

当事者たちは「バレていない」と思い込んでいますが、実際には周囲はとっくに気づいています。
よくある兆候として、次のような行動が挙げられます:

  • 2人が同じ日に有給を取得している
  • シフトの調整で時間帯を合うようにしている
  • 退勤後の目撃情報(駅や飲食店など)
  • 2人だけで遅くまでオフィスに残っている
  • 男性上司が女性部下にだけ明らかに甘い対応

これらが繰り返されると、職場内では誰もが疑念を抱くようになります。
まぁそれ以外にも態度や視線などで絶対に周りは気づきます。

 

社内不倫が職場を壊す──目撃情報と内部告発の末に探偵を雇った社員たち

 

 

【不公平な扱いが職場に与える悪影響】

 

問題なのは、単なる恋愛関係の有無ではなく、その関係が人事評価や待遇に影響を及ぼしていると感じられることです。男性上司が特定の女性部下を明らかに優遇し、他の社員には厳しい、あるいは理不尽な要求をする場合、職場の雰囲気は急速に悪化します。やがて、「見て見ぬふり」は限界を迎えます。

【社員が決断した行動とは】 証拠がなければ会社へ報告しても意味がない。しかし、尾行や撮影といった調査を社員が行うことは現実的ではありません。そこで、数人の社員が話し合い、費用を折半して探偵へ依頼するという選択をしました。

探偵が入ることで、これまで曖昧だった目撃情報や行動パターンに裏付けが取れ、報告書という形で会社へ正式に提出できるようになります。実際に、こうした調査をきっかけに当該上司が左遷されたり、社内規定が見直されることもあります。

 

【なぜ尊敬される上司ほど巻き込まれにくいのか】

 

もしその上司が誰にでも平等に接し、部下からも信頼を集める人物であれば、不倫の噂が立ったとしても「まさか」と思われるでしょう。ところが、日ごろから不公平な態度を取っていると、小さな違和感が不倫疑惑として一気に拡大します。つまり、不倫の事実以上に「人としての信頼」が失われることが問題なのです。

 

【芸能界だけの話ではない】

 

テレビやネットでは、芸能人の不倫報道が毎日のように流れています。視聴者はそれを「別世界の話」として見ているかもしれません。しかし、実際には私たちの働く職場でも起きています。そして、それによって職場環境が壊れることさえあるのです。

【まとめ】 不倫は、当人たちの感情だけで済む話ではありません。特に社内不倫は、周囲の信頼、評価、そして職場そのものを巻き込む行為です。バレていないつもりでも、周りはすでに気づいています。最悪の場合、社員が一致団結して行動を起こし、探偵の調査にまで発展するケースもあるのです。

信頼される上司であるためにも、不倫は「やらない」「巻き込まない」が一番の選択です。

トラスト探偵事務所