不倫調査の中でも「旅行」は、証拠化しやすい場面のひとつです。理由は単純で、旅先では気が緩み、行動が大胆になりやすいからです。普段は警戒して距離を取る人でも、観光地・温泉街・リゾートという非日常に入ると、手をつないだり、寄り添ったり、写真を撮り合ったりと“恋人らしい振る舞い”が増えます。
そのため、旅行調査は不貞の状況証拠を厚く積み上げるのに向いています。

ただし一方で、旅行の証拠は「雑にやると逃げられる」罠もあります。たとえば、ホテルに出入りした場面だけ押さえても、相手から「同室とは限らない」「たまたま同じ宿に泊まっただけ」「他にも同行者がいた」と反論される余地が残ることがあるためです。
旅行調査は“強い証拠になりやすい”分、慎重な設計が必要です。

不倫相手との旅行調査は「不貞の証拠」になりやすい理由と、失敗しない押さえ方


旅行調査が有効なケース

旅行調査が特に効くのは、次のようなケースです。

  • 普段いつ不倫相手と接触しているのか分からない

  • 尾行しても食事だけで終わり、ホテルまで行かない日が続く

  • 接触頻度はあるが、決定的な場面が取りづらい

  • 休日や連休に「出張」「友人と旅行」などの不自然な予定が入る

このタイプは、通常の1日調査だと“当たり日”を引けないことがあります。旅行は滞在時間が長いぶん、接触の総量が増え、証拠を組み立てやすいのが強みです。


旅先は大胆になる。だから撮れるものが増える

旅行中は、次のような「恋人関係を推認させる動き」が出やすくなります。

  • チェックイン前後に並んで歩く、密着する

  • 観光地で一緒に行動し続ける(単発の接触で終わらない)

  • 食事会場・ロビー・売店・温泉街の散策など、人目のある場所で距離が近い

  • 写真撮影、買い物、移動中の自然なスキンシップが増える

ここが旅行調査の“おいしいところ”です。ラブホテル出入りのような直球がなくても、状況証拠を厚くしていけます。


最大の注意点:「同じ部屋に泊まった」争いを潰す

旅行調査で一番怖いのは、あとから「部屋は別々だった」と言われることです。
だからこそ、ホテル・旅館での押さえ方は“点”ではなく“線”で組みます。

  • 旅館到着〜チェックインの導線

  • 部屋へ向かうタイミング(エレベーター・廊下・客室フロアへの移動)

  • 食事会場の同席(時間帯・席位置・同一行動の継続)

  • 外出(散策・売店・観光)と再入館

  • 翌朝の動き(同時刻の出発、同一車両への乗車など)

この「滞在の前後」を固めることで、“偶然の同宿”や“別室設定”の逃げ道を潰しやすくなります。


調査員も同じ宿に入ることが有効な理由

旅行調査では、調査員が同じホテル・旅館にチェックインする手法が有効になることがあります。
理由は、館内(ロビー、食事会場、温泉へ向かう動線、売店付近など)は、外から追うだけでは撮れない“決定力のある場面”が出るからです。

たとえば、

  • 食事会場で一緒に食事している

  • 温泉へ向かうところを連れ立って歩く

  • 部屋へ戻る導線が同一

  • 館内での会話距離や身体距離が近い

こういう場面は、「2人の関係性」をはっきり写しやすい。
ただし宿泊を伴う調査は、撮影の可否・館内ルール・周辺環境の読みなど、現場設計が重要で、経験差が出やすい領域です。


旅行調査を成功させるコツ:日程と情報の集め方

旅行調査は「いつ・どこへ行くか」の精度が成果を左右します。おすすめの情報源は次の通りです。

  • カーナビ履歴(過去に向かった方面・宿のエリア)

  • ETC利用履歴(移動方向と時間帯)

  • クレジットカード明細(宿・交通・観光施設の決済)

  • 休日予定の不自然さ(連休・有給・出張の言い訳)

  • LINEや通話の増減(出発前に連絡が増えることが多い)

「旅行っぽい匂い」が出たら、そこで通常の食事調査に固執せず、旅行に切り替える判断が効きます。


まとめ:旅行は“強い”が、“雑だと逃げられる”

旅行調査は、不貞の証拠になりやすい一方で、言い逃れも発生しやすい場面です。
だからこそ、ホテルの出入りだけに頼らず、到着から翌朝までの行動を“線”で押さえる。必要に応じて同宿を含めた設計をする。これが重要になります。

普段いつ接触しているか分からない、調査日が空振り続き、というケースほど、旅行調査は突破口になります。証拠を「運」ではなく「設計」で取りに行く。旅行はそのための強いカードです。

トラスト探偵事務所