かわいい動物の人形が登場することで見逃されがちですがNHK番組「ねぽりんはぽりん」はたとえ深夜番組だとしても生身の人間であれば絶対に放送できないようなハード状況の人の生の声が聞こえる希有な番組です。
12月3日に放送された「サレ妻(づま)・サレ夫(お)」つまり不倫された側の辛い体験を語っています。
今回は後半のサレ夫の告白です。

 

 

サレ夫マックさんの告白

 

2人の男子を持つマックさんの妻はカラオケアプリで知り合った男性と半年間に渡る不倫をしました。
不倫の前兆は、妻が1人で出かけるようになったこと。
近所のスーパーに買い物に行くと言って2時間帰ってこない。
夜中に壁越し誰かと会話している声が聞こえてくる。
不倫に対する疑惑が日に日に増すマックさんでしたが、ここがサレ妻との違い。
サレ夫は妻が不倫をしている事実を認めたくないのです。
妻がシロであってほしいと願う半面、クロであるときの証拠も取っておきたい気持ちがありながら、妻の不倫をつきとめる行動に出ます。
妻のスマホをのぞくのはためらわれたので、鞄の中の財布を物色。
入っていたレシートには、妻がふだんは絶対に買い物しない場所の店で、使わないはずの買い物をした痕跡がありました。
家ではお酒を飲まないし、ホットカーペットも家にはないのになぜ?
さらに、妻が出かけているときにキッチンの引き出しをあけるとピルが出てきました。
マックさんと妻は1年以上レスなのでピルは必要ないはず。
マックさんは生理不順の改善目的にもピルは使用されるというネットの情報を信じて、できるかぎり妻の不倫を打ち消そうと考えます。
その後、決定的な証拠が……
ドラッグストアのレシートに妊娠検査薬の文字が……。
これで完全にクロを確信したマックさん。
そこからモヤモヤして夜も眠れない状態になり、我慢できずに妻に電話し「妊娠検査薬」について追及します。
すると妻は「友達に頼まれただけ」と言い返すのですが、さらに「その友達って誰?」と聞くとそれきり妻は押し黙ってしまいます。
そこでマックさんはカマをかけて、「男がいることを実家の母親は知っているの?」と言うと妻は「知らないと」と答え、不倫を白状してしまいます。
妻が他の男とセックスしていたことを告白すると、マックさんは心臓を抉られるようなショックを……
それに耐えながら約2時間かけて、妻と共に妻の実家に向かいます。
そのときマックさんは1度や2度の過ちは誰にでもあるので、今回は許そうという気持ちだったのです。
ところが実家に戻った妻は義母の前で号泣。
マックさんは義母から
「あなたのせいでこうなったのよ!」と責められます。
不倫が始まってから、妻は義母にマックさんの悪口を言いまくっていたようです。
マックさんは修復するつもりで、相手の男性にも慰謝料など請求しないから、手を引いてほしいと言います。
妻の方は一刻も早く離婚したいようで、離婚届にハンを押してくれと迫ってきます。
義母からも邪魔者扱いされ、マックさんは修復を断念。
妻への思いも一気に冷め、一転、妻と間男から慰謝料をとって制裁すると決断します。

 

探偵に依頼するも……

 

妻の誕生日には絶対に間男と接触するだろうと予測したマックさんは探偵事務所に妻の張り込みを依頼します。
探偵事務所の報告書には、不倫相手の自動車に乗り込むところ、約束の場所に立っている所などの写真がありました。
まるで文春砲のような写真……
しかし、弁護士に相談すると、これだけでは裁判の不貞行為を裏づける証拠としては弱いと言われました。
妻が男の家に出入りする姿が3回は必要と言われます。
探偵は男の後を尾行しますが、まかれて見失っていました。
この時点で探偵事務所に100万円以上調査費を払っているマックさんは調査を打ち切り、今度は自力で証拠を掴もうと決意します。
なんと妻は次男を連れて男の家に遊びに行っていました。
マックさんは息子に小遣いをあげて買収?
探偵が見失った場所のGoogleマップのストリートビューを見せて、息子に居場所を特定させました。
妻の愛車にGPSを取り付けて、妻が間男の家によるタイミングを把握します。
1ヶ月かけて尾行、張り込みを繰り返して、証拠の映像を撮ることができました。
さらに裁判資料のために次男に質問した音声を録音。
次男の目の前で妻は間男と一緒に風呂に入ったり、一緒に布団に入ったりしていたようです。
マックさんは間男から×百万、妻から×十万の慰謝料をとり、財産分与なしで親権得ることができました。
マックさんは最後に「不倫は心の殺人」と語っていました。
MCの山里亮太氏は「もし自分が不倫して発覚したら、この映像使われるんだろうな」と語っていました。山里氏が不倫することはないでしょう。

なお番組の注意書きには自分で浮気調査をする場合は弁護士によく相談してから行ってくださいとありました。
自分で調査するときには、調査がバレないようにくれぐれも注意しましょう。