英雄色を好むと言いまして、古今東西の英雄はみんな色事が盛んです。
今年の大河ドラマの主人公徳川家康もご他聞に洩れずたくさんの側室を持ち子供を作りました。
沢山の子供をなしたおかげで江戸幕府が260年も続いたと言われています。
ところが家康も秀吉もお盛んになったのは中年期以降で、若い時は意外と淡泊な部類でした。
かなり遅めに女性に目覚めて急速に側室を作っていったんですね。
事業を一代で成功させた事業者が急に女性に興味を持つのと似ています。

 

 

若いときは女性に興味を持つ暇がなかった

 

家康も秀吉も壮年期は織田信長の下で戦に明け暮れた生活を送っていました。
子沢山だった家康も実はこの頃は正室築山殿と側室1人の間に産まれた子供が4人ほどで、のちの10数人の子供はのちに生まれた子でした。
大河ドラマではオシドリ夫婦のように描かれていますが、実際は奥さんの方が身分が高くてあまりしっくりいってなかったようです。
最初の奥さんがこうなもんだから、少なくとも中年期までは家康はあまり女性と接する喜びをあまり知らなかったようです。
ところが信長が天下掌握が近くなると、家康に命じて築山殿と長男信康に嫌疑をかけ、妻と跡取りを失うという大惨事が起きてしまいます。
家康はこの事件から子供を作らないと家が絶えると思ったのか、猛然と子作りに励むようになります。
晩年まで色事ができるように、毎日の鍛錬と精力剤の薬草の研究を怠らなかったといいます。
家康の色好みはこのように、少なくとも最初の頃は子孫繁栄のための戦略的なものだったのです。
ところが励んでいるうちに段々と、その欲求や精力も増大してくるようで、晩年になっても常に女性を側に置いとかないといられないほどの、色好みになっていました。

 

現代の成功者にも同じことが言える

 

スケールの大小はありますが現代の成功者にも同じことが言えるのではないでしょうか?
若い時は創業したばかりで、色事に興味を持っている余裕がないし、財力もない。
成功すると今度はお金もあるし、女性の方からやってきます。
ちょっと成功しただけで満足していたら、それ以上会社が発展する可能性は低くなります。
さらに大きな欲を持つことが発展につながります。
よくも悪くも中年期以降の成功者が女性関係が盛んになる理由も分かる気がします。
では、成功者を成功するまで支えた糟糠の妻はどうすればいいでしょうか?
目くじらを立てて女性関係を監視しても、浮気が収まったという話は聞いたことがありません。
浮気の証拠を掴んでさっさと離婚して、慰謝料養育費をぶんどる。
離婚に応じない場合は、裁判を長引かせて婚姻費用を長期に渡っていただく。
そうなるためには、やはり確かな浮気の証拠が必要になります。
成功者が転落するケースもあるので、貰えるものは貰ってお別れするのが上策ではないでしょうか?