離婚カウンセラー岡野あつこの著著「離婚を考えたら読む本」は離婚しようとする人に修復する方法も説いているのが良心的です。
離婚すれば夫も妻も何かしらの負担があるのは間違いありません。
もし修復可能ならばそれにこしたことはありません。
ドラマ「リコカツ」では主人公夫婦の両親も一度離婚しましたが、あるきっかけで別の角度からお互いを見直すと、パートナーの魅力を再発見し、元鞘に戻りました。

簡単ではないでしょうが、努力する価値はあります。

 

 

夫の愛を取り戻すための心得

 

心得1・夫の好物の料理を美味しく作る
心得2・いつも明るい笑顔で挨拶する
心得3・子供がパパになつき、尊敬するように仕向ける
心得4・家の中を常に清潔に居心地良く保つ
心得5・夫のいうことに逆らわない
心得6・わざとらしくない程度に1日1回は褒める
心得7・いつも身綺麗にしておく
心得8・自分に自信を持つ

なかなか心得を全部こなそうと思ったら余計に疲れてしまいそうです。
できる範囲でいいんじゃないでしょうか?
とくに心得3は、普段お子さんにパパの悪口をしゃべっていると、子供がパパを尊敬しなくなるのは当たり前です。
父親は子供が自分をどう思っているのか、態度をみれば分かります。
妻、子供が冷たい目で見る家庭には夫も帰りづらくなります。
そうなると、一旦トラブルは収まってもまた新たなトラブルの火だねになりかねません。
内心はなかなか夫を尊敬する気持ちがもてなくても、心得に従って行動していれば、自然と尊敬して立てる気持ちになってきます。

 

離婚しない為の夫婦8か条

 

もし離婚しないと決めたら、相手の過去の過失はすっかり水に流さないといけません。
謝る→許す→水に流すが基本です。
ことあるごとに、過去をほじくり返して、責めたてるのは相手にとって地獄です。
これだと誰だって逃げ出したくなります。
問題が片付いたら、きっぱり忘れ嫌な記憶は残さないのがあなたの精神衛生上にも大事です。

第1条 パートナーの長所を見る。
第2条 パートナーの身内と上手く付き合う。
第3条 素直に反省する。
第4条 自分の気持ちばかりではなく、子どもの気持ちになってみる。
第5条 謝る許す水に流す
第6条 プライドを傷つけない侮辱しない
第7条 感謝の気持ちを言葉などで表現して伝える。
第8条 スキンシップやセックスを大事にする。

前章でも述べましたが、子供は両親の関係がうまくいっていないのは察しています。
子供の脳は、直接、自分に向かってくる暴力や暴言よりも、自分以外の人に向けられた暴力・暴言の方がダメージを受けることが最新の脳研究で明らかになっています。
ということは、両親がお互いを罵り合っていると、子供の脳が傷ついているのです。
子供のためにも、良好な夫婦関係が必要なのです。

実は夫婦関係がこじれるのは、第8条が一番の要因ではないでしょうか?
多少のトラブルがあっても、スキンシップをすればストレスも解消し、絆も取り戻せます。
本心で思っていないのに、夫のプライドを傷つけないようにして感謝の気持ちを語るのは難しいかも知れません。
もともと、それができないことがトラブル発生の原因かもしれないのです。
妻や家庭が夫の安らぎの場所じゃないのです。
せめて、夫の怒りや絶望に触れないように、どうしたら夫がキレるのか、態度が変わるのかよく観察して自分なりの取り扱い説明書を作成するのをおすすめします。
そうすれば愛は戻ってこなくても、家庭内の平和は保てるのではないでしょうか?

 

夫婦が再生するための6つのルール

 

ルール1・パートナーとはどんな時も誠実に話し合うこと
ルール2・パートナーの言い分や行動を理解しようと努めること
ルール3・パートナーを尊重すること。
ルール4・パートナーに完璧を求めず7割程度で情的と思うこと
ルール5・パートナーに感謝の気持ちを伝えること
ルール6・パートナーを寛大な気持ちで許すこと

他のアドバイスと重複する部分もありますが、なかなか実践が難しい内容かもしれません。
ひとつ言えることは、自分自身でさえも変わろうと思ってもなかなか長年の習性が身について変わりません。
ましてやパートナーといえども自分以外の他人です。
年数が経てば経つほど、こだわりの度合いが強くなって、変わらないものです。
変わるのはまず自分から、相手に感謝できず、寛大な気持ちを持てないのなら、せめていつも楽しく明るく過ごすことだけでも考えてみたら。
それだけだったら苦労なしに実行できそうです。
相手も辛そうにしているパートナーといるより、朗らかな方がいいんじゃないでしょうか?
でも中には自分のイライラ鬱憤を家庭に持ち込んで、ぶつける人もいます。
そんなパートナーとは物理的に距離を置くのが無理なら、精神的に距離を置くのはどうでしょうか?
心にパーティションやマスクをして、相手のネガティブな心に飛沫感染しないようにするのです。
ルール4にあるように、夫婦関係も100%良好をもとめずに、マイナスにならなければいい位に思っておけば、長続きするかもしれません。