片田珠美著「不倫という病」から、第6章 「それでも修復したいなら」では不倫後に壊れた夫婦関係を建て直す「再構築」の具体的な手順を解説しています。
しかし、一度壊れてしまった再構築をするのは、至難の業です。
金のため、世間体のため、など外部的な要因で、うわべだけの再構築を行っても後で苦労します。
あくまでも再構築を選択肢の1つに加えながら、夫婦のこれからの未来を考えることをお勧めします。
再構築に必要な5つのステップを紹介します。

 

 

step1 何が起きたのかを理解する

 

不倫した配偶者にもう一度チャンスを与えようと決めたら、何よりも大切なのが、何が起きたのかを理解することです。
言い換えれば、不倫の意味を理解することが重要なのです。
これを明確にしておくことは、不倫した側にとっても、不倫された側にとっても必要です。
なぜならば、なぜ不倫したのか、 その主な原因は不倫した側にあったか、 あるいは置かれた環境にあったのかということを明らかにしておかないと、また同じ過ちを繰り返す可能性が高くなるからです。

 

step2 不倫について話し合う

 

不倫した革は当店質問されれば当店できるだけ詳具体的に詳しく答えるべきです。細かさず、丁寧に答えるほど、正直で誠実という印象を与え、当店再構築に向けて努力している真摯な姿勢を示すことができます。

 

再構築のために不倫された側がするべき質問

 

その不倫はなんだったかを知るために用意された質問を紹介します。

・なぜ私を裏切ったのか?
・わたしを裏切ってもいいと思う理由が何かあったのか?
・不倫は、夫婦関係を終わりにするためのものだったのか? 私があなたにやったこと、それとも逆にやらなかったことに対する復讐だったのか?
・不倫したのは、夫婦関係に失望したからか? だとすれば、何に失望したのか私に責任のあることなのか?
・不倫は何かを生み合わせせるためのものだったのか? 例えば、性的な欲求不満とか、自分が認めてもらえないことへの不満とか。
・不倫に何を求めたのか?そして、それは不倫によって満たされたのか?
・夫婦関係では得られなかったものを不倫関係では得ることができたのか?だとすれば、それは何なのか?
・不倫をすることで私を傷つけるという自覚があったのか?私のことを少しは考えたのか、それとも考えなかったのか?

また、夫婦関係を2人で振り返り、どのあたりに問題があったのかに目を向けることも必要です。その際のポイントをいくつか挙げておきましょう。
・節目の出来事を夫婦としてうまく切り抜けられなかったのではないか?相手の話を充分に聴かなかったり、話し合いが足りなかったりしたのではないか?
・子供の誕生はどんな風に受け止めたのか?
・恋人同士からお父さんとお母さんに移行したことが影響しているのではないか? 年配の夫婦であれば、子供が巣立ったことが夫婦関係に影響を与えたのではないか?
・生活環境の変化をどんな風に受け止めたのか?
それによって夢を諦めたとか新たに何かをやりたくなったとかということがなかったのか?
それを受け入れることが互いにできていただろうか?

こうした質問を皮切りに2人でじっくり話し合うことが、再構築のためには必要です。不倫について話し合うことも、これまで夫婦関係を振り返ることもせずに夫婦関係を修復することなどできません。

 

step3 夫婦いっしょを習慣化する

 

夫婦にとって日常生活が重荷に感じられることは少なくありません。それをつまらないとか退屈だとか感じることが不利の一員になる場合もあるでしょう特典しかし当店 日常生活で決まりきった習慣や行事を繰り返しているうちに、夫婦関係の再構築への道が開けることもあるのです。これは、なんであれ一緒にやることによってある種の連帯感が生まれ、 夫婦の絆が強まるからではないでしょうか。

 

step4 不倫相手との絶縁

 

不倫によって信頼関係に大きなひびが入ります。これは避けがたいことでしょう。
だから、信頼を回復することは、 夫婦関係を再構築する上で最重要課題と言えます。
当然、この課題は主として不倫した側に課せられます。
しかし、それに手を貸すか、それともブレーキをかけるかは、不倫された側の対応にかかってくるのです。

 

step5 許すことで被害者から抜け出す

 

夫婦関係の再構築の為には、不倫された側が不倫した側を許そうとすることが不可欠です。ところが、実際には、それを困難にするような状況があります。
1番多いのは、不倫した側が別れたと言っていながら、不倫関係をズルズルと続けているんではないかと疑われるような場合です。
同様に、不倫相手に対してまだ未練が残っており、ずっと気にかけているような場合も、不倫せられた側としては許しがたいでしょう。
いずれの場合も、不倫された側不安にさいなまれ、また裏切られるのではないかと常にビクビクしていなければなりません。
一方、逆に不倫された側の要因で許そうとすることが出来ない場合もあります。
被害者の立場にいることが心地いい場合です。
不倫した側を許すことは、不倫された側からすれば被害者の立場を捨てることにつながりますが、その立場をなかなか捨てきれないわけです。
こういう場合は、何か許すことの障害になっているかを自覚して、それを1つ1つ取り除いていくことが再構築の為には必要です。 よしこれいいねか