サレ妻、サレ夫が不倫の顛末を詳細に描いたコミックエッセイが人気です。
今回はその中からリナ原作「娘が初めて「ママ」と呼んだのは、夫の不倫相手でした」を紹介する。
実際は夫も不倫相手もっと酷いことをしていますが、激しすぎるので省略します。

 

 

産まれたばかりの娘と不倫相手が会っていた

 

主人公のリナさんは28歳の専業主婦です。
1つ上の夫と8年の交際をへて結婚し、 2年の不妊治療の末待望の娘リンを授かります。
夫はいつも18時には帰宅してくれて、週に4日、娘と一緒に散歩してくれるイクメン――
夫は「リンはいつか大人になって手すらつないでくれなくなる日が来る。お嫁に行って帰って来なくなる日がくる。だからリンとの時間を大切にしたいんだ」というちょっとできすぎくらいの夫。
世界一幸せな夫婦だと思っていたところに異変が……
ある日、リンさんがやっと「ママ……」と言えるようになった喜んだリナさんは、すぐ夫に知らせますが、夫は、
「あれ? 前にも行ってなかったっけ?」とつれない返事です。
夫は勘違いだったと訂正しますが、リナさんは違和感をもちました。
さらに、スマホを肌身離さず持ち歩くようになったのも気になります。
ある日、夫がいないリビングのソファにタブレットを発見します。
そのタブレットにはLINEチャットで見知らぬ女性ヒナと夫との生々しいやりとりが記録されていました。
そして、なんと娘リンを抱くヒナの写真も残っていました。
夫はリナさんと別れて、リンを連れてヒナと再婚する約束をしているようです。
リナさんは不倫を知ったことを隠して、不倫の証拠集めに奔走します。
リナさんの夫の不倫の迂闊ポイントは2つ。
赤ん坊とはいえ、娘を不倫現場に連れて行ったこと。
リンさんがママと言った一言でリナさんが不倫に気がつきました。
LINEアプリをタブレットにも同期していたこと。
これでやりとりをしていたら、筒抜けになっています。
もうちょっとうまくごまかす人なら絶対にやらないミスです。
逆にそれがリナさんの証拠集めに有利になりました。
不倫する人は男女問わずどこか配偶者をなめているところがあり、それが不倫をする原因でもあり、不倫の証拠を残しやすい部分でもあります。

 

不倫現場を自分で尾行して、つきとめる

 

リナさんは証拠集めをする傍ら、不倫に関する慰謝料について調べます。
弁護士の費用は専業主婦にとっては高すぎです。しかも、不倫の期間や回数で相手の年齢収入は大きく変わってきます。支払い能力のない相手からは慰謝料はとれず、弁護士料は自己負担になります。
リナさんは夫とヒナのLINEのやりとりをくまなくチェックしますが、現場を押さえない限り裁判には勝てません。
ヒナと夫が会う約束の場所で、2人がレストランで食事の上、ホテルへ入ったところをカメラに撮りました。
怒りのあまり、夫とヒナがいた場所にいたことをほのめかしますが、不倫を知っていることをバレることはありませんでした。
リナさんはさらに証拠を集めるために、GPSを夫の車と鞄に忍ばせます。
ある日、不倫とは関係なことで喧嘩をして夫は家を飛び出してしまいました。
GPSを確認すると、案の定、夫とヒナはラブホで密会していいます。
ホテルに突入しても、フロントに止められてしまいます。
そこで、リナさんは自宅におびき出すことを考えます。
リンさんと一緒に実家に帰ると連絡します。
妻がいないと分かると、夫はヒナと自宅で密会する可能性が高くなるからです。
リンさんを実家に預けて、リナさんは自宅に戻り、寝室のクローゼットで身を潜めました。
リナさんの予測は的中し、夫とヒナは裸になってベッドへ……
リナさんは怒りを抑えて、クローゼットの扉の隙間から2人の行為を撮影しました。
行為が終わるったところを、扉を開けて現場を抑えます。
素っ裸の夫とヒナを正座させます。

 

クズ夫に恐怖の不倫女

 

夫はこの期に及んで、言い訳三昧。
ベッドでは、遊んでいて変な声を出していただけで、セックスまではしていない。
セックスをしていたのがバレバレだと分かると、交際期間は1週間で、セックスしたのははじめてだったと弁明します。
しかし、リナさんは半年以上も前から会っていることを、証拠に出します。
リナさんは夫には離婚を、ヒナには300万円の慰謝料を請求します。
夫は離婚をせずに、よりを戻したいと言いますがヒナとは意見が食い違ってきます。
ヒナはリナさんに離婚を迫り、ヒナは慰謝料を10万円にして、娘リンも引き取ると言うのです。
やがて、ヒナは思いこみが激しくて、嫌がらせをしてでも人の恋人を奪う常習犯だと分かります。
一方、姑が夫婦問題に介入してきて、浮気を受け入れるのが妻のつとめだと押しつけてきます。
「やり直す」と誓いながら、結局、夫はヒナと再び関係を持ってしまい、リナさんは離婚します。
養育費が支払らわれませんでしたが、仕事をみつけてリンさんと共に生きて行きます。
不倫を繰り返す夫といるよりは、よっぽど幸せのようです。